サブコンの年収は?主要企業をランキング形式で紹介!

建設業界ではゼネコンの下請け会社であるサブコンという存在が欠かせません。
本記事ではサブコンとゼネコンの関係性や、サブコンの年収について解説します。
ゼネコンの下請け会社とはいえ、大手サブコンの年商は3,000億近くになります。
大手サブコンについてはランキング紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

サブコンとゼネコンとの関係性

ゼネコンとサブコンとの関係性について解説します。

建設業界の関係性

建設業界にはピラミッド型の関係性があります。
この構造を重層下請け構造といいます。
この重層的なピラミッド構造は、建設業のヒエラルキーも表しています。
ゼネコンとは元請事業者を表すゼネラルコントラクターの略称です。
対してサブコンとは下請け業者を表すサブコントラクターの略称です。
ゼネコンが建築主から請け負った工事一式を、設備工事など専門性の高い工事をサブコンに外部発注します。
サブコンはゼネコンから請け負った工事を、それぞれの専門工事会社へと発注するといった関係性となります。

サブコンの業務内容について

サブコンはゼネコンの下請け事業者となりますが、主な事業は建築設備工事になります。
設備工事は専門性が高く、専門的な知識と技術が必要なためサブコンが中心となって工事を取り仕切ります。
電気工事・空調設備工事・衛生設備工事・消防設備工事などの設備工事が主になります。
こうした設備工事の全般を請負う総合設備会社と、一部を請け負う設備会社があります。

サブコンの大企業ランキング


サブコン大手企業の売上高ランキングをご紹介します。
売上高ランキング

  1. 高砂熱学工業・・・2,751億
  2. サーラコーポレーション・・・2,122億
  3. 大気社・・・2,025億
  4. ユアテック・・・1,970億
  5. 三機工業・・・1,900億
  6. ダイダン・・・1,577億
  7. 新日本空調・・・1,072億
  8. 乃村工藝社・・・1,059億
  9. 日比谷総合設備・・・731億
  10. 朝日工業社・・・704億

参照:Suik

サブコンの年収について


サブコンの年収についてご紹介します。

平均年収

平均年収ランキング

  1. 大気社・・・1,078万円
  2. ダイダン・・・946万円
  3. きんでん・・・885万円
  4. 新日本空調・・・853万円
  5. 高砂熱学工業・・・819万円
  6. 住友電設・・・805万円
  7. 朝日工業社・・・800万円
  8. 関電工・・・752万円
  9. 明電舎・・・751万円
  10. 中電工・・・736万円

サブコンの平均年収は、男性が474万円女性が326万円となります。
年代別では20代が362万円・30代では443万円・40代では564万円となります。
企業規模や経験年数、また取得している資格などによって大きく変わります。

サブコンの年収アップ方法


サブコンで年収アップをするのに、最も効率的なのはやはり大手企業への転職です。
または大手サブコン以外にも、ゼネコンへ転職するという事も効率的な年収アップを果たす可能性があります。

しかし大手への転職をするにあたり、現職での経験や施工管理技士などの資格取得も重要なファクターとなります。
さらに現場経験や施工棟数、プロジェクトの成果など特に管理業務でのキャリアと成果は求められます。
つまりマネジメント能力に関しては非常に重要視されますので、現職でしっかり経験を積んで実績をストックする事をお勧めします。
そして特に施工管理技士の資格を取得することも強くお勧めします。

そうしたキャリアアップをする中で、在職企業での存在価値も高くなっていった場合、年収もアップしていく事になります。
キャリアと実績と資格は、年収を上げるためには欠かせないファクターとなります。

サブコンの将来性について


建設業界全体を通して見ると、オリンピック関連の建設工事の終了と新型ウイルスの影響から、やや右肩下がりな傾向があります。
しかしサブコンではどうかというと、ゼネコンでの工事請負契約が変化してきているという傾向があります。

これまでは施主がゼネコンに対し工事一式を発注し、ゼネコンがサブコンに対し工事を依頼するといった一連の重層下請け構造でのやりとりが通例でした。
しかし近年では施主がゼネコンとサブコンに対し、分離発注をするといったケースも見られるようになりました。
このようなケースではゼネコンからの発注ではないため、コスト面でも利益が増加しゼネコンからの発注を待つという姿勢から、積極的に仕事を獲得するということが可能になります。

さらにこれまではゼネコン1社との取引で運営していた企業が、複数社のゼネコンとの取引を始めるといった専属的立ち位置の撤廃をする企業も見られます。
こうしたさまざまな要因から、サブコンはゼネコンからの仕事を請け負うだけの企業といった立ち位置を変化させ、重層的ピラミッド構造が崩れつつあります。

まとめ


サブコンはゼネコンの下請けといった「待ちの姿勢」から積極的に変わり、「専門的な技術者集団」へと変化しています。
変化が求められる時代に、積極的に変わっていく企業はこれからも事業として伸びていくでしょう。
しかしゼネコンの下請けである事だけにこだわり、変化しないサブコンはこれからは時代に淘汰される事になるかもしれません。
ゼネコンの建設工事においても、サブコンに求められるのは技術力だけでなくマネジメント能力です。
さらに環境への配慮も重要となり、設備工事に関してはさらに専門性と高い技術力が求められるようになります。
ITやICTなどの通信分野においても設備との関連性が強く、深い技術と共に幅広い視野と知識が必要になります。
こうした背景からサブコンは社会にとって重要な存在であり、年収においても高い水準が保たれると考えられます。

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