現場監督のやりがい9選! 向いている人や実際の声も紹介

工事現場を取りまとめる現場監督の仕事は、建設業の中でも忙しい仕事になります。
そんな忙しい仕事だからこそやりがいも多くあるものです。

本記事では現場監督のやりがいについてお伝えします。

現場監督のやりがいについて

1:完成時の達成感

自分の担当した現場が無事完成し、引き渡しが終わった際の達成感は感慨深いものです。
現場監督にとって担当した建設物は、自分の作品のようにさえ感じます。

作品が完成し、無事に引き渡せた喜びは言葉では言い表せないほどです。

2:形に残る仕事

自分の指揮のもと完成した建設物は、その形を残し地図に載ります。
建設業の仕事は地図に残る仕事とよく言われます。

また現場監督の仕事はオーケストラの指揮者の様だと言われます。
自身の指揮のもとで完成した作品が、地図に残り後世に残ることは喜びであり誉れです。

3:自分の成長を実感できる

現場監督の仕事は日々同じ仕事の繰り返しではありません。
むしろ毎日イレギュラーがあると言って良く、建設現場では予想外なことが日々発生します。

それらイレギュラーに対応し、現場を円滑かつ安全に進める事が現場監督の手腕の見せ所です。
そうした対応の繰り返しの経験によって、自身の力を高めていると自分でも実感できるのが他にはないやりがいと言えるでしょう。

4:最新の技術に触れられる

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメントシステム)など住宅や建築には最新の技術導入が盛んに行われています。
そうした最新の技術を最も直近で感じ、触れる機会があるのは現場監督です。

日本古来の技術に加えて、最新の技術とのミックスなど新たな取り組みも盛んな建設業界では、技術革新は驚きの速さで進んでいます。
その最先端の技術に触れる事ができるのは、現場監督の仕事の素晴らしいところです。

5:人の役に立つ実感がある

一般住宅やマンションなどの住宅の建設が終わり、引き渡しの際にお施主様より感謝のお言葉をいただく事があります。
また新築だけでなく、改修工事や災害支援など建設業ではさまざまな機会があります。

そうした工事の際には、自分の仕事が世の中や人の役に立っているのだと、実感できる機会が多くあります。
これは現場監督だけでなく、多くの建設業界人が感じているやりがいでもあります。

6:信頼関係を築ける

現場監督の仕事の多くは人とのコミュニケーションです。
職人さんやメーカー、お施主様やクライアントなど多くの方と打ち合わせを行い、要望やスケジュールなどを調整していきます。

そうしたやり取りの中で、人との信頼関係が深まります。
そうして築き上げられた信頼関係によって、現場は完成へと導かれます。

7:収入が良い

一般的な企業での会社員の収入と比較した場合、現場監督や施工管理の収入は高いケースがほとんどです。
これは仕事の忙しさや残業などを鑑みると、一概には良いと言えない場合もあります。

しかしながら資格による報酬アップや担当現場の利益による報酬金など企業によって違いはありますが、何かしら報酬につながるケースが多いです。
仕事を頑張った分だけ報酬につながるというのは、やりがいにもなります。

8:仕事の需要が途切れない

現場監督や施工管理職は、建設の現場に欠かせない存在です。
現場とは職人がいるだけでは成り立ちません。オーケストラの演奏でも優れた指揮者が必要なように、建設現場には指揮する者の存在が必要とされます。

9:マルチタスク能力が身に付く

一つの工程が複数の作業と複雑に絡み合うのが建設現場です。
そのため現場監督は同時に複数のタスクをこなす必要があります。

現場監督や施工管理職では、タスクを複数同時に進行することが当然になります。
そのため仕事をこなしていくうちに、マルチタスク能力が身についていきます。

現場監督に向いている人・向いていない人


現場監督や施工管理職にとって、必要なスキルごとに向いている・向いていないポイントを解説していきます。

・コミュニケーション能力(正確な情報伝達)

建設現場でのコミュニケーション能力とは、一般的なコミュニケーションとは少し意味合いが違ってきます。
誰とでも仲良くなれるといった意味合いのコミュニケーション能力ではなく、建設現場では「正確な情報を伝える技術」であると言えます。
工程や仕上げや工法など、ニュアンスではなく「正確な情報」を「間違いなく伝達する」という能力が必要になります。
図面や寸法によって正確な指示を的確に伝達する事が、現場監督の重要なミッションです。

ですから曖昧でいい加減な仕事をする人は、現場監督には向いていませんし、仕事が正確で上手に伝えることができる人は現場監督に向いています。

・タスク/スケジュール管理(マルチタスク能力)

現場監督の仕事はマルチタスクです。
シングルタスクしかできない人にとっては現場管理職は難しい職業であると言えます。

また現場が終わってからのデスクワークもあるため、多少の残業も覚悟しなければなりませんので、体力的に不安な人は厳しいと言えます。
また工程などのスケジュール管理がかなり重要になりますので、タスクとスケジュールの管理が得意な人は、現場監督に向いていると言えます。

・セルフスターター能力(指示待ちではダメ)

現場監督は指示を出し、現場を動かしていく指揮者の立場です。
誰かの指示を待ってしか行動できない人には向いていません。
自分で行動し指示を出し、周りを動かしていく事が得意な人が現場監督に向いています。

・リーダーシップ(現場管理能力=危機管理能力)

現場でのリーダーシップとは、すなわち危機管理能力です。
現場で不安全となるリスクをピックアップし、取り除いて安全で健全な現場運営が出来るかどうかは、現場監督の危機管理能力によるものです。

あらゆるリスクを考え、見つけ出しリスクヘッジする事が現場管理能力であると言えます。
優れた現場管理者ほど、この能力が優れています。

現場監督でやりがいを感じた人の声

20代:形が残る達成感

「現場経験がない私でしたが、入社後いろんな職人さんと協力しながら仕事をしています。
先輩社員のフォローもあって自分が担当した現場が完成し、無事に引き渡しができた時はとても言葉にならない感動を覚えました。
やりきった達成感と、形に残る仕事ができた喜びは何とも言えません。」

30代:任される喜び

「後輩や部下も指導する立場になり、徐々に大きなプロジェクトを任せてもらえる様になったのはとてもやりがいを感じます。
自分に任せてもらえた喜びと、大きな責任感を感じながら日々充実した仕事ができています。」

40代:正当な評価と報酬

「自分の仕事が実績として形になる仕事ですので、その実績が正当に評価されることが何より嬉しいと感じています。
施工管理の仕事はプロジェクトごとに実績が評価されるため、やりがいも目に見える形で感じられます。」

現場監督のスキルアップする方法

・施工管理技士資格取得:スキルを証明する

現場監督や施工管理職にとって、必須と言える資格です。
資格を取得することでスキルを証明できますし、多くの企業では資格手当など報酬をプラスしています。

・経験値と知識の蓄積:生きた現場の経験を積む

現場は生き物と昔から言われています。全く同じ条件下であっても同じ現場になることはありません。
そうした現場での生きた経験が、知識となりスキルとなり蓄積されることでスキルアップに繋がります。

・コミュニケーション:意図を汲んで形にする

現場管理職はコミュニケーション能力が何より大切です。
このコミュニケーションは相手の意図を汲んで表現し、正確に伝達する必要があります。

この作業は現場監督に最も必要な能力であり、最も重要なスキルです。
一方でかなり高度なビジネススキルであることも間違いありません。
現場での経験により形成されるこの能力が、実はビジネスにおいても非常に重要なスキルなのです。

まとめ


建設業界にとって現場の良し悪しを決めるのは現場監督です。
現場を取り仕切る指揮者である監督が、優れているほど仕上がる建築物も良い仕上がりとなります。
また、管理者の能力によって現場の衛生管理や安全管理も変わります。

現場監督や施工管理者は、多くの人の安全や未来を守っていると言える仕事です。

責任感のない人やいい加減な人には向いていません。一方で責任感が強く、リーダーシップのある人にとっては非常にやりがいのある仕事です。
地図に残る誇りある仕事である現場監督を目指してみてはいかがでしょうか。

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