ビルメンテナンス業界は安定している業界とよく言われることがあります。
安定している業界であれば将来にわたって安定した職業に就くことを考えている方にはありがたいでしょう。
楽な業界だという方やきつい業界だという方と感想が分かれる業界でもありますが、なぜビルメンテナンス業界は安定した楽な業界なのかお知らせします。
ビルメンテナンスの仕事内容とは
ビルメンテナンスの仕事内容の多くは決まったことをこなしていくことになります。
ビル内での清掃や衛生管理、電気や水道、火災報知機、エレベーターの点検などの設備機器の日々の点検や保守管理を行います。
業務内容は多岐に渡り、ビルなどの建物を快適かつ安全に保ったまま長く使用できるようにします。
おおまかな仕事の内容としては、設備管理と衛生管理の2つのイメージになります。
1日の流れについて
ビルメンテナンスの1日の流れを紹介していきます。
勤務形態としては8:30から17:30までの勤務形態と8:30から翌日の8:30までの2パターンで行われることが多いです。
前日の引き継ぎから始まり、館内の巡回を行います。
館内の巡回に合わせて、毎日行う計器の確認などを行います。
そのほか、点検結果のまとめや他の工事業者が入る場合の立会いなどがあります。
終業のタイミングで宿直担当者や次の担当者に引継ぎを行います。
ビルメンテナンスの楽なところ
残業が少ない
ビルメンテナンスの仕事は1日の流れが決まっているので、残業が少ないです。
残業が発生する場合は、その施設において大きなトラブルが発生することや工事などでの立会いによる残業になります。
休みが取りやすい
日常業務として決まった流れがあるため、有給休暇を取得することも難しくありません。
業務日誌などの通りに仕事をこなすため、他の担当者がシフトに入っても業務をこなすことは難しくありません。
シフト調整をお願いすれば休日を取得できるケースが多いです。
待機時間がある
朝の巡回や計器類のチェック、工事などの立会いを行う時間を除けば待機時間があります。
会社によりますが、待機時間では巡回などの書類整理などを行い、資格試験の勉強時間としても充てることが可能です。
ノルマがない
営業職とは違い、日々の仕事の流れをこなして行くことが求められるため大きなノルマはありません。
営業職のようなノルマに追われて仕事をこなす必要がないため、大きなプレッシャーを感じることなく仕事に取り組むことが可能です。
ビルメンテナンスのきついところ
宿直勤務がある
宿直勤務があることで夜の時間に泊まりで仕事をする必要があります。
夜の仕事であるためきついイメージがありますが、巡回や計器チェックなどの決まった勤務になりますので、多くの方がイメージしているよりもきつい仕事ではありません。
収入が多くない
他業種に比べて給料が少なく感じてしまいます。
資格取得などによって給料が上がることはありますが、ノルマのある営業職や専門職とは違います。
雇用形態も正規に加えて、非正規やパート・アルバイトなどの募集も多くなっています。
汚物処理がある
衛生管理も仕事になっているため、トイレでの詰まりも発生することがあります。
施設管理担当者として、トイレ詰まりを直すことや排水の処理なども行うことがあります。
デスクワークとは違い、工事業者のような仕事もありますので、それを嫌う方には不向きな仕事です。
建物内の人間関係
施設管理として働いていると、ビルメンテナンス担当者の方々の人間関係や工事関係者との人間関係もあります。
施設管理ではあまり多くの方と接しないイメージもありますが、各部署の方々との人間関係も多くあります。
トラブルが発生したときにはさらに多くの人間関係が発生します。
ビルメンテナンスの仕事に向いている人
体力がない方
営業でのノルマがある仕事や工事現場での仕事では体力が必要になります。
それに比べて、ビルメンテナンスの仕事では体力はさほど必要としません。
巡回や日常的な点検が中心になるため、体力に自信がない方にも向いています。
勉強できる人
ビルメンテナンスの仕事では多岐に渡る業務内容があります。
広く浅く覚える業務が多いため、勉強ができる人には向いている仕事です。
深く勉強して専門家になるのとは違い、多くの分野の勉強をする必要があります。
幅広い知識を得られることもおすすめのポイントとなります。
専門的なスキルを身に付けたい人
ビルメンテナンスの仕事は多くの分野を広く浅く学ぶ必要がありますが、その中でもひとつの分野に特化していく方もいます。
ビルメンテナンスであれば多くの資格を必要になりますが、その中でも電気やボイラーなどの専門性の高い分野での資格は重宝されます。
専門性の高い資格を取ることで転職をする際に活かすことが可能です。
ビルメンテナンスの資格や年収について詳しくはこちら
→ビルメンテナンスの年収は?4点セットや三種の神器の資格について解説!
ビルメンテナンスの転職事例
Aさん:ブラック企業からビルメンテナンス企業へ
ワークライフバランスを確保するために未経験ではありましたが、ビルメンテナンス企業へ転職しました。
ビルメンテナンスでは残業が減り、残業手当などにより給料は少し減りました。
ただ、身体の負担が減ることやプライベートの時間を確保できることで良い生活を実現し、満足しています。
Bさん:ノルマの厳しい営業職からビルメンテナンス職へ
ノルマを課される仕事から穏やかな職場環境に変えたいと思い、ビルメンテナンス企業に転職しました。
ビルメンテナンスの仕事では毎日決まった仕事をこなすことが求められ、ノルマに追われて仕事をこなす必要もありません。
毎日のチェック項目を確認することが求められるため、覚える業務は多くありますが、仕事に追われることが少ないことでプライベートも充実しています。
まとめ
ビルメンテナンスの業界は安定的に仕事がある職種となっています。
基本的に始業から終業までの仕事の流れが決まっており、残業が発生することは稀な職種です。
そのため、長時間労働が少なく、休みのやり繰りも比較的簡単にできるため楽な仕事になります。
営業職のような厳しいノルマもありませんので心身共にすり減らしながら仕事をする必要はありません。
しかし、宿直勤務のあることや比較的収入が低いことはきついところです。
ビルメンテナンスの通常業務として、衛生管理の仕事もあるために汚物処理などの仕事もありますので対応に苦労する方もいます。
専門的な資格試験の勉強を時間内にでも行うことができることや専門性の高い施設での仕事を通してスキルを身に付けることもできる機会があります。
自ら勉強することができる方にとっては楽な職場になります。
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