施工管理の楽しいところ6選!きついと思われがちな施工管理がきつくない理由!

施工管理と聞けば、休みがない仕事、長時間労働が当たり前の仕事などきつい仕事のイメージが先行してしまっています。

それではなぜ、世の中の施工管理は辛い仕事をしているのでしょうか。
それは施工管理にも楽しい魅力がたくさん詰まっているためです。
今回は施工管理の楽しいところとして6つご紹介します。
また世の中のイメージほどきつくない理由も解説しますので、あなたの施工管理に対するイメージが大きく変わるかもしれません。

施工管理とは

まずはじめに施工管理の仕事内容の解説をします。

仕事内容

施工管理は建設現場の管理業務を行う仕事です。
作業員のように施工は行わず、現場を工期内に安全に品質良く進めていくための管理業務をメインに行います。

現場は施工管理無しでは計画通りに進めることはできないため、建設業においてとても重要な仕事です。

施工管理が行わなければならない管理は主に品質管理、工程管理、原価管理、安全管理の4つで施工管理の4大管理と呼ばれています。

施工管理の楽しいところ6選

それでは施工管理の楽しいところについてたくさんある中から6つを選んだのでそれぞれ解説します。

①成果がひとめで分かる

施工管理の成果物は建物のため、成果がひとめで分かり達成感も大きいです。
また建設中でも日々の変化がわかりやすく、終わりが見えるため完成に向かっている過程を一番身近で感じられ、「大変だったけどもうここまで来たんだな。」と感慨深くなることもあります。

②自分の成長を感じられる

施工管理の仕事は経験が何よりも重要な世界です。
建設現場が計画通りに進むことはほとんど無く、大抵は想定外の問題が発生します。
経験の浅いうちはそれらひとつひとつの問題にぶつかるたびに頭を悩ませ、辛い思いをしますが、一度その問題を乗り越えてしまえば、次に同じ問題が起きたとしても動じずに対処できるようになります。

そんな時に自分の成長を感じることができます。

③規模の大きな仕事が多くやりがいを感じられる

建設現場は規模の大きな仕事も多く、動く金額も大きいです。
数十億、数百億、中には数千億円規模のプロジェクトもあります。
そういった規模の施工管理は絶対に失敗してはいけないというプレッシャーも大きく、苦労することもありますが、その分やりがいも大きく、身を引き締めて業務に当たるためとても充実した毎日を過ごすことができます。

④施主から感謝をされる

施工管理は仕事上施主と話す機会も多く、仕事に対するクレームを受けるのは施工管理で、工期の遅れや騒音や粉塵の飛散などが起きると対応を求められます。

しかしその一方で、工事に対する感謝の言葉も施工管理が受ける場合がほとんどで、がんばった仕事に対して「ありがとう」と感謝されることは大きな励みになります。

⑤協力して働ける環境

建設業は一人の力だけで完結する仕事ではなく、社内、社外問わず多くの人との関わりで協力しあって進めていく仕事です。

完成という共通の目標に向かって現場を進めていく中では、多くの問題が発生し、自分ひとりではどうすることもできない状況になることもありますが、人の協力があることで問題を乗り越えていけるのです。

そういった環境で仕事を長い期間ともに仕事をおこなうので、仲間ともいえる存在となるのです。

⑥作業員からほめられることがある

施工管理として仕事を進めていく上で最も身近な存在は作業員です。
作業員に対する指示が曖昧だったり、間違っていたりすると場合によっては叱られてしまうこともあり、作業員に嫌われてしまったと感じて気持ちが落ち込むときもあります。

しかし、共に仕事を進めていく中で施工管理として成長しているところを一番見てくれるのも作業員で、そういったときはほめてくれることがあります。

そんなときに心が晴れやかになり、もっと成長しなければというやる気の原動力になります。

施工管理はきついのか

施工管理のイメージとしてよく言われるのが長時間労働、休日出勤が横行しているブラックな環境で仕事をしていることが挙げられます。

一昔前は常時そういったブラックな環境で働いていた時代もありますが、近年ではブラック企業も淘汰されつつあります。

確かに繁忙期には残業をしなければ終わらない仕事量になるときもあり、現場の進捗次第では休日出勤もやむなしの場合もありますが、そういった状況になることはほとんどありません。

建設業全体としても労働環境の改善を積極的に推進しているためです。

労働環境は改善している

建設業の労働環境は改善しています。
近年、社会全体として働き方の改善が呼びかけられて一般的な企業はすでに改善が図られていますが、建設業や運送業など社会インフラに関わる業界に関しては特例の猶予が認められています。

しかし2024年4月からは建設業でも時間外労働の上限規制が罰則付きで適用されます。
これにより、長時間労働や休日出勤が厳しく管理されることになるのでこれまでの働き方を見直しているのです。

女性の施工管理も増えている

また女性の働きやすい職場環境にも力を入れており、現在は「けんせつ小町」という言葉が生まれるほど建設業界でも女性の進出が目立っています。

女性専用トイレや更衣室の設置の義務化などによりハード面での職場環境改善、出産や育児などの長期休暇の取得しやすい環境づくりなどにより女性でも問題なく働ける環境になったことが理由です。

実際に最近はほとんどの現場で女性の施工管理が在籍しています。

施工管理に向いている人

施工管理をしていく上でこういった人であれば向いているというものをいくつか解説します。

コミュニケーション能力

建設業は多くの人との調整や打ち合わせの積み重ねで進みます。
初対面の人とも会話することが多いです。
初対面であってもストレスを感じることなく、分け隔てなく会話ができるコミュニケーション能力が高い人は施工管理に向いていると言えます。

また日々の現場を円滑に進めるためにも作業員とのコミュニケーションは大切です。

危機管理能力

建設現場における事故を未然に防ぐ責任は施工管理にあります。
普段から「こういった事故が考えられるためどのようにしたら防ぐことができるか」を考えて行動している危機管理能力が高い人は現場においても注意喚起や危険箇所の是正処置を行うことができるため、施工管理に向いています。

リーダーシップ・マネジメント力

施工管理は作業員たちに明確に指示を出す必要があります。
作業員は施工管理の指示に従って作業を行うため、施工管理の指示は明確でなければならず、方向性を共有していくリーダーシップが必要です。

そのため学生時代に部活動のキャプテンをしていた人などには向いている仕事です。
またリーダーシップとは別に全体を俯瞰して状況を冷静に見極められるマネジメント力も持ち合わせているとなお向いています。

問題解決力

現場に問題はつきものです。天候によって予定していた作業ができなくなる状況、段取りミスによって予定していた作業ができない状況などさまざまな問題が発生します。

そういった不測の事態が発生した際に、慌てたり諦めたりすることなく解決する能力が必要です。

普段から冷静に的確な判断を下せる人は施工管理に向いていると言えます。

精神的な強さと体力

施工管理は現場の責任を負う仕事のため、様々なプレッシャーが掛かります。
また、上層の立場の人から理不尽な要求などを受けることもあるかもしれません。
施工管理はそういったプレッシャーや要求などに押しつぶされることなく仕事を遂行していく必要があります。

また現場巡回や工事写真撮影などで現場内を常に歩き回ることも多い仕事です。
強い精神力と体力に自信がある人には向いてます。

施工管理で楽しく給料をアップさせるには?

施工管理の給料は約480万円程度で給与水準としては高めと言えます。
しかし、中には平均よりも低い人や更に上げたい人もいるかもしれません。
ここでは施工管理として給料をアップさせるにはどのような方法があるのかを解説します。

資格を取得する

平均よりも低い給料の人はほとんどが、無資格もしくは2級施工管理技士資格の人です。
給料を上げたい場合は現在よりも上位の資格を取得することが近道です。
無資格であれば2級、2級取得者であれば1級の資格を取得することで、資格手当が毎月の給料の他に支給されます。

企業にもよりますが、2級ではおよそ2,000〜5,000円ほど、1級では5,000〜10,000円程度が相場となっており、資格を取得するだけで年収がアップします。

さらに資格を取得することで、自身の市場価値も高まり、転職時などにも有利に働きます。

経験を積んでスキルを身につける

施工管理にとっては経験が収入に繋がります。
ひたむきに真面目に楽しく経験を積んでいけば、社内でも評価され現場の統括責任者などの立場で仕事をすることも可能になります。

統括責任者を経験したスキルなども活かせば、さらなる昇給の可能性も高まります。
また転職の際にも大きな実績となります。

転職する

もっと給料を上げたい場合は転職をおすすめします。
資格も取得し、スキルも身につけている場合の市場価値は高く、現在の給料を越える企業に転職することは充分に可能です。

転職をする際は建設業に特化した転職エージェントを活用するのが最善です。
建設業に特化した転職エージェントでは一般的な求人会社よりも多くの建設業関連企業を見つけることができ、さらに担当者の大半が建設業の求人情報に精通している人ばかりのため、的確なアドバイスや情報をもらうことができます。

希望の転職先が見つかる可能性も高まるでしょう。

施工管理での転職・成功事例

最後に施工管理での転職・成功事例を紹介します。

未経験から経験を積んで資格を取得→昇進、給料UP(年収380万→450万)

未経験で施工管理として現在の会社に入職しました。
ある程度仕事を経験すると施工管理の仕事の楽しさに気づき、そこから建設について本格的に学びはじめました。

資格をとればさらに活躍することが分かり実務経験の条件を満たしたタイミングで2級建築施工管理技士を取得しました。

資格を取得したことで主任技術者として配置してもらい、さらに経験を積んでいくと社内でも主任の役職を頂き、年収も上がりました。

転職エージェントを利用、経験を活かして転職→待遇も給料も大幅UP(年収540万→650万)

転職エージェントを利用し、転職に大成功することができました。
私の場合は担当のアドバイザーの方がかなり建設業界に精通している人だったことに恵まれました。

現場代理人として現場の立ち上げから完工までを経験していたこともしっかりアピールポイントにしてもらい、キャリアを活かせる最適な転職先を紹介して頂きました。

おかげで職場での待遇もよく、しっかり年収も上げてもらい、まさか自分のキャリアでここまでの転職ができるとは思ってませんでした。

経験を積んで得たスキルを武器に転職→ライフワークバランスの取れた大手企業に転職

前の会社では社員数が少ないこともあり、一般的な企業では分業してたいことも全てこなさなければならない状況で働いていました。

多くの経験を積めたことと仕事が早いというスキルを身につけられたことはメリットでしたが、その反面残業がかなり増えてしまっており、自分の時間がほとんどない状況が不満でした。

ある日とある大手企業で中途募集をしていることが分かり、できることが多いことと仕事が早いことを武器に転職をしました。

現在は前の会社では考えられないほどライフワークバランスが取れており、毎日充実した生活が送れています。

まとめ

今回は施工管理の楽しいところについて解説しました。
建設業はこれまで週休1日が当たり前でしたが、一般企業同様に週休2日制を実現する動きが活発です。

そういった現状から施工管理も今や労働環境の改善やITやAIの積極的な活用による業務の効率化により、昔のようなきついという印象は変わりつつあります。

これまでイメージだけで敬遠していた方も、ひとつの選択肢として施工管理に目をむけてみてはいかがでしょうか。

施工管理の求人を探すには


資格や経験を活かして、施工管理で転職をお考えの方は、キャリケンの完全無料転職支援サービスをご利用ください。
転職活動における当サービス独自のノウハウを特別にお伝えします。

業界唯一の伴走型エージェントが、全国各地の10,000件以上ある求人から最適な求人をご紹介します。
是非一度、ご相談ください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

【無料】建設業での転職を徹底サポート
あなたに寄り添う伴走型転職エージェント
建設業特化:転職サポート
あなたに寄り添うエージェント