公共工事とは?公共工事に参加するメリットも解説!

公共工事は、地域社会のインフラ整備の役割も果たします。
しかし、公共工事に参加するためには、さまざまな申請等を行う必要があり、面倒に感じる方も多いかと思います。
そこで、本記事では、公共工事とは何か、公共工事に参加するメリットはどのようなものがあるのかなどを解説します。

公共工事とは?

公共工事とは?

国土交通省の用語解説サイトでは、次のように記載されています。

一般的概念として、公共事業の範囲については、広・狭二義に使われており、狭義には、治山治水対策事業、道路整備事業、住宅対策、港湾整備事業、災害復旧事業等の公共土木工事等をいい、公共事業という場合には、通常、この範囲を指す。しかし、広義には、以上のほか、文教施設、社会福祉施設、官庁営繕等の施設整備を含んだものをいう。

引用元:国土交通省用語解説サイト

簡単にまとめると、公共工事とは国・都道府県・市町村等が発注する建設工事のことです。
また、税金等を活用し行われる、社会資本整備とも言われています。

公共工事と民間工事の違いは?

公共工事と民間工事の違いは発注主が誰なのかによって区分します。
発注主が国・都道府県・市町村などの場合は公共工事に該当し、発注主が民間企業の場合は民間工事に該当します。
そのほか、工事発注までの流れに違いがあることや、民間工事の場合、工事資金の調達は民間が行いますが、公共工事は税金を活用し行われるなど様々な違いが存在します。

公共工事の種類とは?

公共工事の種類とは?

公共工事の種類は様々です。
大きく分類すると、土木工事」「建築工事」「工事」「電気工事」「造園工事」の5種類です。
それぞれの工事の簡単な説明は、下記の通りとなります。

土木工事

土木工事は、道路などを造る工事です。
下水道の配管工事なども含まれるため、地面の下の部分を担当する工事と言われています。
主な土木工事は、基礎工事」「造成工事」「外構工事の3つです。
より詳しく土木工事が知りたい方は、土木工事の種類や資格について徹底解説!をご覧ください。

建築工事

建築工事は、建設工事の中で、建物全般を造るための工事です。
地上に建つマンションや一般住宅などの上物部分を造る工事と言われています。

管工事

管工事は、私たちの生活になくてはならない工事です。
なぜなら、水洗トイレや厨房、ガス管などに繋がる管を対象にした工事だからです。
家屋やその他の敷地内の配水管設置工事が管工事です。
ガス配管工事」「水道配管工事」「ダクト工事などが代表的な管工事と言われています。
より詳しく管工事が知りたい方は、管工事とは?種類や主要資格について解説!をご覧ください。

電気工事

電気工事は、送電設備配電設備の設置や修繕を行う工事です。
電気工事の工事内容は幅広く、照明設備工事や信号設備工事なども含まれます。
また、原則、電気工事は電気工事士の資格が必要な工事の範囲があり、これは電気工事法により定められているため、違反した場合は罰則が課せられます。

造園工事

造園工事は、植栽工事公園設備工事屋上等緑化工事などです。
公共施設だけでなく、個人宅の庭などの景観作りも含まれるため、対象範囲の広い工事です。
より詳しく造園工事が知りたい方は、造園工事とは?種類や工事内容、関連資格について解説!をご覧ください。

公共工事に参加するメリットとは?

公共工事に参加するメリットとは?

公共工事に参加するメリットは、

  • 受注単価が上がる
  • 売上が上がる
  • 利益が上がる
  • 信用力が上がる
  • 銀行との付き合いが上手くいく

などが考えられます。
このほかにもメリットは数多く存在します。
公共工事は、受注単価が千万円単位での工事が多く、億を超えることは珍しくありません。
そのため、公共工事を受注することで、

「受注単価が上がる→売上が上がる→利益が上がる→財務の健全性が保て、信用力が上がる→銀行からの評価が上がる」

という良い循環が生まれます。

公共工事の入札に参加するためには?

公共工事の入札に参加するためには?

公共工事に参加するために必要な条件は主に3つあります。
それは建設業許可の取得」「経営事項審査の受審」「入札参加資格の申請です。

建設業許可の取得

建設業許可を受けていない企業や個人事業主は、そもそも入札に参加できません。
入札したい工種の建設業許可の取得が必須です。

建設業許可取得に関する情報は、建設業許可のメリット、要件、更新についてわかりやすく解説!をご覧ください。

経営事項審査の受審

建設業許可取得に加えて、経営事項審査の受審も入札参加に必要な条件です。

経営事項審査に関する情報は、経営事項審査とは?申請手順や有効期限などを徹底解説!をご覧ください。

入札参加資格の申請

入札参加資格審査の申請を行い、申請が受理されると、一般競争入札有資格者名簿に載ります。
ここで初めて、公共工事の入札に参加しようとする建業者は、公共工事入札のスタートラインに立つことになります。
ここでは、上記3つの公共工事の入札に参加するための条件を簡単に解説させて頂きました。

より詳しく知りたい方は、公共工事の入札を考えている方必見!3ステップで入札参加!をご覧ください。

まとめ

本記事では、公共工事の全体的な把握から、公共工事に参加するメリットや入札参加までの流れを解説しました。
公共工事に参加するメリットは数多く存在し、参加することで企業規模の拡大にも繋がる可能性があります。
案件タンクPressでは、公共工事に関する情報を、どこよりも詳しくわかりやすくお伝えしていきます。
関連記事もご参考にして頂ければ幸いです。

引用・参考文献:国土交通省用語解説サイト https://www.mlit.go.jp/yougo/j-k3.html

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