施工管理はとてもやりがいのある仕事です。
しかし、中には施工管理をやめて転職したい!という人もいます。
今回はなぜ、施工管理から転職をしたい!と思うのかについて解説します。
施工管理から転職する理由を7選と反対に他業種から施工管理に転職したい!と思う人の理由についても解説します。
施工管理から転職するにはどの様な職種があるのかについても触れていきます。
施工管理での転職理由7つ
①休みが少ない!
現在、ほとんどの仕事では週休2日制を採っていますが、施工管理の職種においてはまだまだ週休1日という現場が多いです。
また遅れ気味の現場ともなれば、週に1回の休みでさえも返上して仕事をしなければならない状況にもなる事があります。
家族との時間や、趣味の時間も取る事もままならず、転職を考える人が多いです。
②人間関係がうまくいかない!
施工管理の仕事は多くの人と関わります。
作業員、元請、自社の上司、他工種の人間など、さまざまな年代の方々と付き合っていかなければならず、方向性の違いなどにより、時折ぶつかることもあります。
そういった合わない人と顔を合わせていく事に嫌気が差して、転職を決める人もいます。
特に20代30代などの若い世代に多く、経験年数も少なく立場的に年上に気を遣わなければならない事が要因です。
③不規則な現場条件!
施工管理が働く場所は現場です。
現場によっては夜間だけしか工事が出来ない、平日は仕事が出来ないといった様々な条件があります。
そういった現場に赴任された施工管理は現場条件に従わなければならず、夜型の勤務体制となる事もあります。
また複数現場を管理している人は平日は通常現場、土日は他現場などで全く休みがとれず、休めても現場は稼働しているため、緊急の電話が鳴るなどといった状況もあります。
こういった不規則な現場条件で転職を考える人もいます。
④仕事内容がきつい!
施工管理の仕事内容は多岐に渡ります。
工程表の作成や見積もり作成、材料や人員の手配など事務作業の他、現場内の巡回、現地での納まり指示、墨出しなどの実務作業といった具合です。
また時には材料の荷揚げや各所の養生作業など重労働をしなければならない事もあり、作業員と変わらない程体を動かす日もあります。
作業員であれば、その日の作業が終われば帰れますが、施工管理はその後に事務作業が残っており、1日が終わる頃にはへとへとになります。
⑤適切な評価がされていないと感じる!
これは20代30代の若い世代に多くある理由です。
④仕事内容がきつい!と重なる箇所もありますが、経験年数の多い施工管理は上流の仕事を行うため、実務作業はほぼ若手が行います。
歯を食いしばって、必死に現場を納めてきた割に会社からはあまり見られておらず、給与にも反映されづらくなり、結果適切に評価を受けていないと感じ、転職を考えます。
⑥家庭事情により
家庭の事情で転職を考える施工管理も多いです。
介護や育児など家庭環境の変化により、家にいなければならなくなり、施工管理を辞めざるを得ない場合などです。
施工管理は現場にいなければ仕事にならず、在宅勤務は難しいです。
この理由は年齢を問わずあり得る理由です。
⑦会社経営に不安を感じ
全ての会社ではありませんが、建設業関連の中小企業では次の現場の売上がなければ支払いが出来ず倒産するといったいわゆる自転車操業で経営を行っている会社も少なくありません。
そういった会社に所属していることに不安を感じ、先手を打ち転職を考えます。
他業種から施工管理へ転職する理由3選
反対に他業種から施工管理へ転職する人の理由にはどの様なものがあるのでしょうか。
①社会の役に立つ仕事に従事したい
他業種から施工管理へ転職する理由のひとつとして、社会の役に立つ仕事に従事したいというものがあります。
施工管理は有事の際にも社会の役に立つ仕事です。
もしも、自然災害などによる有事が発生した場合必要となるのは、建物です。
実際、2011年に発生した東日本大震災の津波により多くの住居、病院などが流され使用する事が不可能になり、急ピッチで応急仮設住宅、仮設の病院、仮設の交番などを建設する必要がありました。
その際にも活躍したのは施工管理です。
有事の際にも待つばかりではなく、社会の役に立ちたい、そういった思いから施工管理を志す人も多くいます。
②将来的にも安定してそうだから
人々が生活をしている限り、建設業の仕事が無くなることはありません。
現在の仕事の先行きが不安な人にとって、無くなることのない建設業の仕事はとても魅力的な転職先と言えるでしょう。
③建設業への憧れが忘れられないため
子供の頃に建設業への憧れを抱いていた人は少なくありません。
一度は一般的な企業へ就職した人がその憧れを忘れられず、「建設業に携わりたいけど、体力にはあまり自身がないから、職人よりも施工管理」といった理由で施工管理を志す例も多くあります。
施工管理の転職先の選び方
施工管理が転職をする理由は様々でしたが、それらを踏まえてどの様な転職先を選ぶのが良いのでしょうか。
施工管理の転職先の選び方をいくつか紹介します。
専門知識や培った技術を活かす
施工管理で培った技術を活かす転職先があります。
建設業の専門知識や技術は、簡単に習得出来るものではありません。
全く違う職種よりは、関連する職種に転職した方が効率的です。
CADオペレーターなどの完全在宅でも可能な仕事や設計事務所で設計業務、ディベロッパーなど、建設業の知識が必要な職種は豊富にあります。
営業職、接客業を目指す
施工管理は多くの人と関わりを持つ事になるため為、自然と人付き合いが好きになる人もいるでしょう。
そういった方は施工管理で養われたコミュニケーション能力を発揮出来る、営業職や接客業を目指すのも方法のひとつです。
営業職であれば業績がそのまま評価に直結するので、適切な評価も期待出来ます。
働き方改革を実施している施工管理職へ転職
働き方改革を実施している企業が最近増えてきており、「労働環境改善」や「残業時間管理」を徹底して行なっている企業があります。
今までの施工管理の経験を生かして、プライベートの時間を確保できる求人は多数存在します。
まとめ
今回は施工管理が転職を考える際の理由について解説しました。
やはり目立つのは施工管理という仕事の労働条件でした。
転職をしていく人も多い一方で、中には一度施工管理から離れたが、再度施工管理に転職をし、かつての年収よりも上がった。などキャリアアップを図っている人もおり、施工管理という仕事はキャリアがゼロになる事が無い、売り手市場の技術職である事が伺えます。
また、他業種から施工管理への転職者もおり施工管理に魅力を感じている人も多くいます。
一度は施工管理を離れたとしてもいずれはまた戻るという選択肢もありかもしれません。
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