自然環境に恵まれた北海道は、農業・水産業が盛んな地域です。
そんな北海道の平均年収について、年代別や業種別など詳しく解説します。
北海道の平均年収とは
厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査によると、北海道の所定内給与は272,800円で、推定年収は4,233,000円となります。これは全国47都道府県のなかで30位です。
全国平均と比べても、約60万円年収が低くなります。
これは北海道の地域性が関与していると考えられます。
東京に比べて北海道は、物価が東京の9割程度となっており、家賃は5割ほどの価格です。
土地代について北海道は、東京に比べて1割程度の価格です。
東京に比べて、北海道の方が生活にかかる費用負担が軽く、所得が低くても豊かな暮らしが可能であることがわかります。
年代別平均年収
20代
北海道の20代の平均年収については、下記の通りです。
■20代全体の平均年収:295万円
・20〜24歳の平均年収:256万円
・25〜29歳の平均年収:324万円
■男性平均年収:310万円
■女性平均年収:278万円
全国平均の20代平均年収は346万円ですので、平均以下となります。
30代
北海道の30代の平均年収については、下記の通りです。
■30代全体の平均年収:392万円
・30〜34歳の平均年収:369万円
・35〜39歳の平均年収:416万円
■男性平均年収:423万円
■女性平均年収:334万円
全国平均の30代平均年収は491万円ですので、平均以下となります。
40代
北海道の40代の平均年収については、下記の通りです。
■40代全体の平均年収:467万円
・40〜44歳の平均年収:455万円
・45〜49歳の平均年収:480万円
■男性平均年収:534万円
■女性平均年収:350万円
全国平均の40代平均年収は583万円ですので、平均以下となります。
50代
北海道の50代の平均年収については、下記の通りです。
■50代全体の平均年収:559万円
・50〜54歳の平均年収:575万円
・55〜59歳の平均年収:540万円
■男性平均年収:706万円
■女性平均年収:452万円
全国平均の50代平均年収は642万円ですので、平均以下となります。
業種別年収ランキング
1.電気・ガス・水道業:629万円
2.教育・学習支援業:537万円
3.情報通信業:526万円
4.金融・保険業:520万円
5.建設業:476万円
6.医療・福祉業:450万円
7.不動産業:449万円
8.製造業:438万円
9.卸売・小売業:437万円
10.運輸業:388万円
北海道の業種別年収ランキングでは、電気や水道などのインフラ事業が最も年収が高く、運輸業が最も年収が低くなりました。
最高年収では600万円代であり、5位以下では400万円代となります。
北海道で働くのはこんな人におすすめ
・北海道ならではの仕事を体験できる
北海道は、日本海・オホーツク海・太平洋の3つの海に囲まれています。
漁業漁業が盛んで、冬は長く氷点下の厳しい寒さである一方で、夏は気温が低く過ごしやすい特徴があります。
そんな北海道の環境ならではの仕事として、漁業や水産物加工、ジャガイモをはじめとした広大な土地を生かした農業などがあります。
こうした北海道ならではの仕事をしたいと考えているならば、北海道で働くことが楽しいと感じられるでしょう。
・生活コストを抑えられる
北海道の住宅家賃は、首都圏に比べてわずか10分の1です。
さらに物価も低く、生活コストは首都圏に比べてかなり安価に暮らすことができます。
生活コストが低いため、仕事とプライベートのバランスがとりやすく、ライフワークバランスを保つ生活を目指すならば北海道の環境は最適と言えるかもしれません。
・豊かな自然に触れることができる
北海道は広大な大地に恵まれた土地であり、豊かな自然が溢れている環境です。
首都圏での満員電車での通勤や、人の多さが苦しいと感じている人には北海道での仕事はお勧めできます。
近年では新型ウイルスの影響もあり、地方でリモート環境を構築し、ライフワークバランスを充実する傾向も多く見られます。
休日は自然に触れて、穏やかな時間を過ごすのも豊かな人生と言えるでしょう。
北海道で希望の仕事に就くには
北海道での仕事を探すには、自分自身の力で転職サイトなどを利用して仕事につくこともできますが、あまりお勧めではありません。
というのは、北海道の求人倍率は高くありません。
北海道の求人倍率は都心に比べて低く、給与水準も低くなります。
そのためやりたいと感じる仕事を見つけても、その仕事に就くことが難しいこともあります。
そのため、転職エージェントを利用することがおすすめです。
北海道での転職・収入アップ事例
事例1|ITエンジニア(年収520万円→600万円)
そのため、地方への転職を考えていました。仕事はリモート環境でできるため、転職エージェントに相談することに。
すると北海道では近年ITエンジニア職の業務が盛んになりつつあることもあり、北海道へ移住することになります。
北海道に移住したTさんは、環境が変わったことによって仕事の効率が上がったとのことで、収入もこれまでよりもアップする結果になりました。
事例2|インテリアデザイナー(年収560万円→660万円)
東京で働いていたのですが、家族が増えたことをきっかけに、北海道へのUターンを考えていました。
北海道では生活コストが安いことなどもあり、子育ての環境を考慮してUターンを決意します。
都心に比べ求人の低い北海道では、仕事探しが難しいこともあり転職エージェントを利用しました。
Oさんはインテリアの資格とキャリアがあったため、即戦力として北海道大手の企業への転職に成功します。
収入もこれまでより増え、家族も喜んでいると話していました。
事例3|建築設備管理技士(年収640万円→720万円)
キャリアアップのために、建築士や建築施工管理技士の資格を取得しました。
大型案件を何等か経験したのち、転職を決意します。
転職エージェントに相談したところ、資格と経験が優遇され北海道でインフラ建築業界の大手企業に転職することになりました。
都会の暮らしとの違いに戸惑うこともあったそうですが、今では慣れて快適な暮らしを送っていると話しておられました。
年収も大幅にアップしたこともあり、今後もより一層キャリアアップしていきたいと楽しそうでした。
まとめ
広大な自然と3つの海に囲まれる北海道では、仕事の求人は少なく平均年収も低いという結果でした。
しかし生活コストが低く、暮らしやすい環境であることを考えると、年収が低いことと幸福度は比例しない結果と言えるでしょう。
近年ではIT企業の北海道への進出も多く見られ、通信事業なども発展しています。
今後の北海道の求人情報は大きく変わって行く可能性があるかもしれません。
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