オフィスビルや高層マンション、病院などの公共施設といったビルの警備や管理・メンテナンスを行うのがビルメンテナンスの仕事です。
今回はビルメンテナンス業に就職・転職を目指す人のために、どのような志望動機を用意すると良いか具体的な例文を用いて紹介します。
ビルメンテナンスの志望動機の書き方
志望動機は自身がどうしてその会社に就職・転職をしたいのかという考えを整理した上で、前向きな言葉を選んで伝える必要があります。
ビルメンテナンス業に関しても、志望動機を書く上で企業に合わせた内容を考え、採用担当者に自身を雇うメリットをアピールしなければなりません。
ビルメンテナンスの経験者ならこれまでの職務内容を踏まえた志望動機を書き、異業種から就職・転職する場合は努力する旨やポジティブなイメージを与えられるよう書いていきましょう。
特に、未経験者は最初は分からないことが多くても切磋琢磨して努めていきたいと伝えることで、前向きな姿勢が伝わります。
採用担当者が読んだ時にどう感じるかを意識して志望動機を考えることが大切です。
ビルメンテナンスの志望動機のアピールポイント
志望動機は面接担当者にとって、人物像や仕事に対する熱意を判断する基準になります。
そのため、志望動機を伝える際には自身のアピールポイントをどのように伝えるのかが大切です。
例えば、建物の管理をするにあたって細かな点まで目を行き届かせられると伝えることで、その人の長所とビルメンテナンスのどういった点に活かせるかがわかります。
具体的なアピールポイントと採用された場合にどのように仕事に貢献できるかを考えると良いでしょう。
正しい志望動機の例文
志望動機は採用時のミスマッチを防ぐためにも、企業や面接者にとって大切な質問です。
また、応募者は自身の志望動機を具体的に伝えて、採用担当者にポジティブな印象を与えられるように言葉を選ぶ必要があります。
それらを踏まえた上で具体的な例文を紹介します。
具体的に伝える
ビルメンテナンスの清掃管理の大切さから、職務に携わりたいと思いました。
ビルの共用部などを掃除機や清掃用具で床をキレイにするだけでなく、壁面の汚れやドアノブの裏などもキレイにすることは施設利用者が心地良く利用するためにも大切です。
また、コロナなどの感染症対策を踏まえて清掃に対する意識が高まり、ビルメンテナンスを志望しました。
上記のように具体的な職務内容を例に挙げて、「どういった業務が大切だと感じたか」「自身が就職した際に何を努めたいのか」を伝えると良いでしょう。
応募への熱意を知ってもらうために、清掃以外にも設備管理や警備に関する業務の具体例を挙げるのもおすすめです。
経験に基づく志望動機
ビルメンテナンスの経験が5年あり、清掃・衛生・設備の管理の他、建物や設備保全・警備や防災業務を行いました。
ビルごとに注視すべきポイントを踏まえて管理などのスケジュールを立てる大切さを学び、さらに職の幅を広げるために御社を志望しました。
今後は商業施設や公共施設などのメンテナンスに携わりたいと考えています。
上記のようにこれまでの経験を紹介した上で、具体的な業務内容を紹介できると採用担当者に経験が伝わりやすいです。
経験に基づいてやりたいことを伝えると良いでしょう。
スキル向上を目指す
ビルメンテナンスの経験やスキルを高めるため、御社の管理するビルなどで様々な業務に携わりたいです。
将来的には、ビルメンテナンスのプロフェッショナルを目指したいと考えており、そのために各種資格の取得や講座などの受講にも努めます。
上記のように就職後はスキル向上を踏まえた上でプロフェッショナルを目指すと伝えるのも良いでしょう。
具体的には、資格取得や清掃の専門家を目指すために「ビルクリーニング技能士」「建築物清掃管理評価資格者（ビルクリーニング品質インスペクター）」「危険物取扱者乙種4類」といったスキルの取得を目指すと伝えるのもおすすめです。
NGの例文
正直な志望動機を伝えることで採用担当者にネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、あらかじめNGになる例文を知っておくことで、言い回しや少し言葉を付け加えて改善できます。
伝え方が変われば印象も変わるため、まずは意識するのが大切です。
仕事が楽そう
- ビルメンテナンスの仕事は力仕事や専門的なスキルを必要としないので、自分でもできると思いました。
上記の例文は、楽だというイメージが先行したことで思わず答えてしまう例です。
採用担当者にとって楽だと考えている人はイメージが良いとは言えないため、志望動機にするのは避けましょう。
休みや勤務時間を確保したい
- 土日は休み、そして日勤のみの仕事がしたいので応募しました。
ビルメンテナンス業は日勤だけでなく夜勤で務める形態も多いです。
そのため、昼間だけ働きたいという希望を伝えてしまうと良い印象を与えないでしょう。
希望する仕事だけをやりたい
- 設備管理のみをやりたいです。
待機時間の長い設備管理だけをやりたいと伝えてしまうと、やる気が低いと思われる可能性があります。
そのため、警備なども頑張りたいという意欲を伝える方が良いでしょう。
未経験者が注意したいポイント
- 未経験なので教えてもらいながら業務を覚えていこうと思います。
業務を覚えたいという意欲は大切ですが、常に教えてもらう受け身の姿勢を伝えてしまうのはあまり良くありません。
自ら率先して業務をこなしていきたいという意欲も大切です。
ビルメンテナンスの志望動機で使えるフレーズ
経験者・未経験者問わず、ビルメンテナンスの志望動機に使えそうなフレーズを紹介します。
以下の文章を組み込み、自身の経験や意気込みなどを伝えられると良いでしょう。
- ビルの利用者のために、裏方で支えていきたいと思います
- 設備や機器類の仕組みを知るのが好きです
- 主体的に学び、教えを素直に受け止める性格です
- 資格取得のために勉強を続け、長く勤めたいです
- プロフェッショナルを目指し、貴社に貢献したいです
まとめ
ビルメンテナンス業への就職・転職を目指す上で、志望動機は必ず聞かれる質問の一つです。
また、企業にとっても応募者が会社に利益をもたらしてくれるか、長く働いてくれるかを見定めるために志望動機は大切な質問です。
ビルメンテナンスへ応募する際にはアピールポイントを踏まえた志望動機を伝えられるように、上記を参考にしてあらかじめ答えを考えておきましょう。
また、志望動機以外にも身なりが整っているか、かしこまった口調かどうかなども大切ですので基本的なことも忘れずに面接に挑みましょう。
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